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セミナー 2020/07/27

第38回産業科学フォーラムを開催しました

第38回産業科学フォーラムを開催しました

当財団の定期研究広報事業として、初めてオンライン方式にて開催しました。

   日時 /  2020年7月21日(火)14時~15時20分

   講演(ホスト)場所 /  研究部事務所(本山)

   テーマ / 「レーザー分光を用いた極微量長半減期核種の測定と原子力応用」

   講師 /  井口哲夫 上席研究員  (名古屋大学名誉教授)

   参加者 /  21名

 今回のフォーラムは、5月25日にコロナ禍の緊急事態宣言が解除されたことに伴い、当初、名古屋大学 VBL棟ベンチャーホールでの開催を企画しましたが、直近の感染者数急増に鑑み、参加者の安全面を配慮して急遽オンライン方式での開催としました。

<講演レポート>

 1986年のチェルノブイリ原発事故が、原子力工学分野に及ぼした影響の大きさと、原子力工学に新風を吹き込む必要性から、研究教育に「量子」をキーワードとする内容が盛り込まれて、「先進的な光技術を用いた放射線計測」分野の発展が促され、2つのテーマで研究を進めてきたことが紹介された。

 「レーザー共鳴イオン化分光」を利用して、極微量放射性核種分析法の開発と応用が紹介された。注目元素の選択的検出とレーザー光源の改良により、原子炉内の破損燃料検出や炉内構造物の不純物元素(Nb)分析による中性子線量評価技術の可能性が示された。

 「レーザー吸収分光を用いた同位体分析法の開発」では、キャビティリングダウン分光による高感度な炭素14分析装置の試作例が紹介され、原子力施設での簡便な炭素14モニタリングへの適用性が示された。
 

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  • 講師スライド例
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