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戦略分野コーディネータ事業

事業概要

事業概要1

  • 平成27年度は、これまでの各大学・公設試の地域を超えた連携をより一層強化し、将来的な広域的サプライチェーン構築を見据えた研究開発コンソーシアムの組成を促進するため、各種セミナー、見学会などを実施するとともに、産産・産学マッチング支援を実施しています。
  • 各事業の実施に当たっては、「戦略産業支援のための基盤整備事業(戦略分野コーディネータ事業)」(経済産業省)等を活用しています。
事業概要2

活動内容

Ⅰ. 戦略分野コーディネータによる産産・産学マッチング支援

炭素繊維複合材分野における広域的サプライチェーン構築を見据えた研究開発プロジェクトの組成を推進するため、戦略分野コーディネータと連携し、地域を越えた産産・産学マッチング支援を実施します。

Ⅱ. コンポジットハイウェイコンソーシアムにおけるネットワーク形成活動等

  • 川下ユーザー企業による技術ニーズセミナーの開催

    炭素繊維複合材の利活用を拡大するためには、まず、川下ユーザー企業における技術動向や技術ニーズに係る情報を複合材関連の中堅・中小企業等と共有することが重要です。
    このため、将来的に川下ユーザー企業となり得るOEMメーカー、大手サプライヤーによる技術ニーズセミナーを開催し、大手企業の技術ニーズを地域企業・公設試等に対して広く発信します。

  • 公設試における炭素繊維複合材関連設備機器の導入(地域オープンイノベーション促進事業)及び設備利用促進に向けたセミナー等の開催

    平成26年度地域オープンイノベーション促進事業を活用して、各地の公設試が連携し、炭素繊維複合材に係る材料の製造・分析評価から、加工技術、製品(半製品、完成品)評価技術に至る一連の工程に対応した関係を導入し、地域の中小企業に対する技術開発支援機能を強化します。
    また、地域中小企業の当該設備等利用促進を図るため、公設試同士の連携強化に向けた研究会や、炭素繊維複合材関連設備を地域企業にPRするセミナー等を開催します。

  • ラボツアー・先進企業見学会の開催

    炭素繊維複合材分野の研究開発に新たに取り組もうとする企業にとっては、セミナーのような座学のみではなく、同分野で先行して事業展開している企業や公設試・大学等研究機関において先進的な成形加工等の現場を直接見て設備等のイメージを把握することが必要です。
    このため、公設試・大学等研究機関或いは新規参入企業の見本となるような炭素繊維複合材関連企業における現場見学と技術講演等を組み合わせた内容のラボツアー・先進企業見学会を開催します。

  • 欧州最新技術動向セミナーの開催

    今後我が国において炭素繊維複合材分野の強固なサプライチェーンを構築するに当たり、キーとなる技術の一つに成形加工技術が挙げられますが、当該技術はドイツ、フランス等の欧米各国が相対的に先行している状況です。
    このため、コンポジットハイウェイコンソーシアムの参画機関が有する海外複合材関連クラスターとのネットワーク等を活用して、欧州において先進的な技術を有する企業、研究機関を招聘し、地域の中堅・中小企業や公設試等研究機関の研究者に対して欧州の最新技術動向を広く発信するセミナーを開催します。

  • 地域企業の炭素繊維複合材分野への参入促進セミナーの開催

    炭素繊維複合材分野におけるサプライチェーンを構築するためには、同分野への参入を検討している企業や既に研究開発や事業化に取り組んでいる企業同士のネットワークを形成することが重要である。このため、参加企業同士のネットワーク形成を促し、単独では解決できない技術的課題の解決の糸口を掴んでもらうことを目的としたセミナーを開催します。
    本セミナーは、講師から参加者への一方通行に終始するものではなく、セミナーにファシリテーターを配置し、参加者と講師、参加者同士のネットワーク形成を後押しするとともに、自社の強み・弱みの気づきに向けての支援をすることとします。

  • 技術シーズ集等の整備拡充

    昨年度取りまとめた「炭素繊維複合材分野における技術シーズ集」(74の機関・90の技術シーズを集約。)の更なる拡充・PRを図り、各種セミナー等で積極的に活用し、産産・産学連携による研究開発コンソーシアムの形成を推進します。

  • 東海・北陸連携コンポジットハイウェイ推進事業の開催

    今年12月に石川県において開催される複合材関連の国際シンポジウム「JISSE(Japan International SAMPE Symposium & Exhibition)14」(主催:先端材料技術協会(SAMPE JAPAN))の開催時期と併せる形で、コンポジットハイウェイコンソーシアム参画機関の連携の下、企業、公設試等研究機関等の技術ニーズ・シーズを相互に発信するニーズ・シーズプレゼン会や国際セミナー、企業等見学会等を開催し、国内外の企業・研究機関等の交流を促進し、中堅・中小企業や公設試・大学等の広域連携によるコンソーシアム形成を図ります。

  • 川下ユーザー企業向け技術展示会の開催

    研究開発プロジェクトを事業化にまで発展させるためには、研究開発の早期の段階で開発技術を川下ユーザー企業にPRすることにより、研究開発への川下ニーズの反映、企画提案力の強化、事業化チャネルの多様化等を図る必要があります。
    このため、技術シーズ集掲載企業等を出展者として、川下ユーザー企業又はサプライヤー企業等をターゲットとした技術展示会を開催します。

  • 欧州技術動向調査(海外ミッション派遣)の実施

    コンポジットハイウェイコンソーシアムのネットワークを基に海外ミッション団を組成し、世界最大級の複合材関連展示会である「JEC EUROPE 2016」において技術調査や現地出展企業とのビジネスマッチングを実施するとともに、欧州において優れた技術を有する企業、大学等研究機関等を訪問し、欧州の最新の技術動向について情報収集を行います。

  • 研究開発・事業化促進のため研究会の開催

    上記の取組等を通じて形成されたコンソーシアムについて、研究開発をスタートするに当たって必要となる研究開発課題のすり合わせ・共有や、実施体制の検討等を行うための研究会を開催します。
    本研究会は、戦略分野コーディネーターのサポートの下、必要に応じて外部専門家を招聘して技術面・事業化面に係るアドバイスを得るとともに、参加メンバーのニーズに応じて新たなメンバーの模索等を行い、各種の競争的資金等の活用支援等のプロセスを経ながら事業化に向けた取組を加速化させます。

  • 各拠点におけるネットワーク形成支援活動等の実施

    コンポジットハイウェイコンソーシアム参画機関がそれぞれの研究会等を基に開催する企業・研究機関同士の連携促進、最新技術動向の情報発信のためのセミナー等のうち、会員以外に開放可能なものについては、コンポジットハイウェイコンソーシアム内で情報共有し、それぞれの研究会会員企業等に広く周知して参加を促すなど、地域企業の広域的なネットワーク形成を支援します。

コーディネータ一覧

名前 専門分野
渡辺 裕吉 材料(高分子材料、金属材料)
材料評価・分析技術
池田 幸夫 自動車用電装部品の開発・設計・製造
生産技術・海外工場・調達業務
祖父江 英夫 機能材料(圧電、磁性等)、構造材料(無機)
機能部品、エネルギー、環境
岡村 直也 有機化学、触媒化学、石油化学、プロセス安全工学
武藤 璉記 自動車部品:電動・電装部品の開発・製造技術、事業企画・管理業務
産業機械の設計エンジニアリング(機械設計、材料力学)、洗浄技術
斉藤 義弘 炭素繊維複合材料

関連リンク

  • 中部経済産業局

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