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中部TLOが全国4件の医療機器開発拠点に採択されました
医療機器開発プロジェクトが生み出されるエコシステムを構築します
~中部TLOが全国4件の医療機器開発拠点に採択されました~
(公財)名古屋産業科学研究所 中部TLOは、広域連携による次世代医療機器開発拠点を形成する事業を、日本医療研究開発機構(AMED)の「医工連携イノベーション推進事業(地域連携拠点自立化推進事業)」に提案し、全国4件のうちの1つとして採択されました。
1.中部TLOの事業採択
(公財)名古屋産業科学研究所 中部TLOは、「令和3年度医工連携イノベーション推進事業(地域連携拠点自立化推進事業)」に全国4件のうちの1つとして採択されました。
この事業は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)による公募事業であり、地域における医療機器の開発・事業化支援の自立化を目標として令和3年度から新たに開始されたものです。
2.事業の内容
中部TLOの提案事業は、東海北陸地域において広域連携拠点を形成し、当地域から医工連携プロジェクトが持続的に生み出される基盤を構築しようとするものです。
事業採択を受け、中部TLOは、新たに、(1)医療機器開発プロジェクト全体を見通す高度な知識を有する支援人材を首都圏から招聘するほか、(2)医療機器に関する技術シーズを有している国内外ベンチャー企業と地域企業との橋渡し(マッチング)、また、(3)北陸地域における支援機関のネットワーク化及び東海地域との連携等に取り組みます。
3.事業の効果
東海北陸地域は、モノづくりで培った様々な技術力を持った中小企業が集積するとともに、大手医療機器メーカーや医療機器開発に携わる大学・医療機関のネットワークが存在するなど、医療機器開発のポテンシャルを備えた地域です。また、成長産業である医療機器産業は、近年、新しい事業分野としても注目されています。
今回採択された中部TLOの取り組みによって、医療機器開発プロセス全体を通じた支援体制の強化と医療機器開発に関するノウハウの獲得が促進されることから、当地域における医療機器開発プロジェクトの事業化可能性向上に資するものと期待されます。