上席研究員リスト
八田 一郎(ハッタ イチロウ)
バイオ

講義テーマ
- ◆市民向け
経歴・プロフィール
1967 | 東京工業大学大学院理工学研究科博士課程修了(物理学専攻) |
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1967 | 東京工業大学大学理学部助手 |
1972 | ロンドン大学インペリアルカレッジ客員研究員 |
1976 | 名古屋大学工学部応用物理学科助教授 |
1985 | 名古屋大学工学部応用物理学科教授 (大学院工学研究科応用物理学専攻) |
2002 | 名古屋大学定年退職,名古屋大学名誉教授 |
2002 | 福井工業大学工学部教授 |
2006 | 財団法人高輝度光科学研究センター 産業利用推進室コーディネーター |
学位 | 理学博士(1967,東京工業大学) |
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教育 | 電磁気学,熱力学,生物物理学 |
学会 | 日本物理学会,応用物理学会,日本化学会,日本熱測定学会,日本熱物性学会,日本香粧品学会 |
研究 | この10年の間,人々のQOLを高めることに資する研究に傾注している.具体的な課題としては,健康・化粧品に関連する研究である. とくに,分子レベルの根拠に基づいた化粧料・経皮吸収促進剤開発を目指した研究を行っている. |
講演/話題 リスト |
みずみずしい皮膚の源は(一般市民向き) |
関連技術 | 小角・広角X線散乱,熱測定 |
活動実績 メッセージ など 特記事項 |
コロイドや香粧品分野で研究活動している.皮膚への化粧料の作用機序を解析し,分子レベルでの根拠に基づく機能性化粧品の開発を 目指している.とくに,保湿剤の分子レベルでの作用機序に強い関心をもって取り組んでいる. また,最近話題になっている経皮吸収型製剤の皮膚角層内透過経路の分子レベルでの解明に取り組んでいる.これらの研究において,階層的な複合構造から成る皮膚角層に化粧料・薬剤等を作用したとき,分子レベルでの構造解析が重要な課題である.溶液(化粧料,経皮吸収促進剤等)下での構造変化のX線回折測定装置(「溶液セル」と称している)を開発した.この応用研究を展開している. また,分子レベルの根拠に基づいた,高機能性化粧料開発,毛髪への化粧料の作用機序解明や食品分野での機能分析を行う. 科学・技術の目指す方向として「知識のための科学」に「社会のための科学」を加え,科学の力で社会の問題を解決することが期待されている.この観点から活動を展開したい. |