組込みシステム形式手法研究会
(情報通信分野)
趣旨と目標
近年、自動車や航空機をはじめとする、高い安全性を求められるシステムがコンピュータ制御技術によって実現されている。そこでは複雑なコンピュータシステムの正しい動作を高い次元で実現するための開発技術が求められている。そのような開発技術の一つとして、数学的理論を背景にしたシステムの設計及び検証の手法は一般に形式手法(Formal Method)として知られており、IEC61508のような安全関連規格でも特に高い安全性を要求されるシステムにおいてはその利用が必須とされている。
本研究会では、リアルタイムOSなどの組込みソフトウェアおよび組込みシステムを対象として形式仕様記述及び形式検証技術によるシステム設計及び検証の実例を積み上げ、産業応用上の知見を蓄積し、その知見を公開することにより,産業界の技術向上に資することを目的とする。また研究会活動で得られた技術的課題の解決のため、各種研究助成事業への応募を検討する。
責任者
服部 忠 (名古屋産業科学研究所 上席研究員)
メンバー
結縁 祥治 副責任者(名古屋大学大学院情報科学研究科 教授)
藤沢 寿郎 (名古屋産業科学研究所 副研究部長)
深津 隆志 (アイシン・コムクルーズ)
早水 公二 (メルコ・パワー・システムズ)
水口 大知 (産業技術総合研究所)
吉岡 律夫 (日本機能安全)
足立 秀和 (東海理化)
尾仲 洋和 (サニー技研)
米田 真之 (サニー技研)
中本 加那 (サニー技研)
岡村 真吾 (東海ソフト)
服部 智幸 (東海ソフト)
小川 清 (名古屋市工業研究所)
斉藤 直希 (名古屋市工業研究所)
※必要に応じて、メンバーを増員する。
その他
- 実施場所と形態
- 各参加機関の会議室を利用し、年数回開催する。
- 実施期間
- 平成22年12月より1年間